沖縄・那覇ハーリー祭り

沖縄は様々な伝統行事のある県です。その中から今回、那覇市で開催された第23回那覇ハーリー祭りのインターネット中継を実施したのを機に、現地の取材に赴きました。

Hari Gate 今回の沖縄は初めての訪問です。最初に那覇空港に着いて感じたことは「暑い」です。5月といえば、沖縄では夏なんですね。太陽も真上から照りつける感覚です。私が沖縄入りした日は平年より10日早く梅雨入りということで、天気を心配しましたが、雨にたたられたのは1日だけでした。

ハーリー祭り(あるいはハーレー祭り)は海の神様に漁を感謝し、安全を祈願することから始まり、沖縄県各地で開催されています。本来は旧暦の5月に開催されるものですが、那覇ハーリーは新暦に合わせてゴールデンウィーク中に開催されています。空港からホテルまでのタクシーの運転手さんに聞いたお話では、糸満ハーリーの方がより伝統を重視した祭りの形態になっているようです。

那覇ハーリー祭りは5月3日から5月5日の3日間、那覇市泊港を会場に開催されていますが、爬竜船競争は最終日の5日に行われました。

Okinawa Sky 前日の天気予報では天候が思わしくないとのことで心配しましたが、幸い(?)予報が外れて良いお天気のもとでの開催となりました。

沖縄の梅雨は一日中しとしと降り続く、というのではなく、昼間日がさしていて突然激しい雨が降り、また止む…という感じです。日本にある亜熱帯なんですね。天気予報は毎日「曇り時々雨」だったんですが。晴れ間にビーチに行くと、薄雲があってもすぐ日焼けしてしまいます。


爬竜船競争は前半の「職域ハーリー」と後半の「本ハーリー」に分かれます。職域ハーリーは自由参加のチームを結成して3艘の爬竜船で競争しタイムを競うものです。本ハーリーは祭りの本番で、同じく3艘で競争します。

Green Boat レースそのものは各ヒート約3分ほどで終わってしまいます。今年から距離も短くなったとか。何だかあっけないなぁ、というのが正直な感想です。
この模様は沖縄テレビ放送(OTV)が生中継し、インターネット中継もこの映像を使わせていただきました。

今回は沖縄テレビ放送の協力を頂いて祭りの映像を全世界に生中継しました。また、NTT DoCoMoの協力でトランスカムという携帯電話を使った動画中継システムを利用し、4日のハーリー祭り会場・牧志公設市場、5日のビーチ・ハーリー祭り中継を実施しました。

Black Boat

Yellow Boat ハーリー祭りが終わって引き揚げる黄色い船です。皆さんも穏やかな表情でした。

今回は始めての沖縄で、ハーリー祭りや爬竜船競争についての知識もそれ程ありませんでした。しかし、実際に行ってみて、沖縄はそれ程遠い場所では無いことが分かりましたし、まだまだ見どころがたくさんあることもチェックしています。来年また行けるかどうか、分かりませんが、近いうちに必ず訪れようと思っています。





Naha Hari Festival
Copyright © 1997,Tadashi Mori. All Rights Reserved. design by tempnate
Tadashi Mori